リハビリ環境について
当院の回復期リハビリテーション病棟では、入院生活そのものがリハビリテーションとなっています。
患者様の主体性とできる動作を大切にし、自分でできる動作は自ら行っていただき、難しい動作には支援をさせていただきます。
また、リハビリスタッフによるリハビリテーションだけでなく、自主トレーニングができる環境も整っています。
病 室
大部屋は3人で過ごす空間となっています。ベッドとベッドの間隔が広く、車椅子や歩行器などを使用しても、安全に操作できるスペースが確保されています。また病室内のホワイトボードにて、患者様一人ひとりに合わせた目標を掲示し、病棟スタッフだけでなく、患者様、ご家族にも在宅復帰に向けたリハビリテーションに参加していただきます。
廊 下
全長約120mあり、リハビリでの歩行練習にて使用したり、自主トレーニングで使用したりしています。また、手すりも設置されており安全に歩行練習をすることができます。
トレーニングマシン
筋力増強のためのHUR(フー)に加え、持久力向上のためのニューステップなどが設置されています。HURはバンドを用いることにより、患者様一人ひとりに合わせた負荷量を設定することができます。また、ナースステーションの隣に設置されているため、自主トレーニングも安心して行うことができます。
レッドコード
北欧・ノルウェーで生まれたリハビリ器具です。天井から吊るされた赤いロープを利用し、リラクゼーションから筋力増強トレーニングまで幅広く使用することができます。本来ならリハビリスタッフが支える部位をロープがやさしく支えてくれるため、リハビリスタッフの第3の手として活躍しています。
リハビリ室
明るく広いリハビリ室で、理学療法士や作業療法士、言語聴覚療法士が治療のステージにあわせてさまざまな心身機能の回復に向けたリハビリテーションを提供しています。
入院患者様の一日
6:00
起床
看護師が全室を訪室し、朝の健康状況を確認します。
7:00
モーニングケア(整容・更衣・排泄)
一日の始まりに更衣は大切です。当院では日中は普段着で過ごしていただきます。状況にあわせ、スタッフがお手伝いをさせていただきます。
8:00
朝食・口腔ケア
駿河湾が望める明るい食堂で召し上がっていただきます。食堂までの移動は、患者様にあわせた方法で、介助が必要な患者様は看護師や介護士がお手伝いします。食後は、入れ歯も含めて必ず歯磨きをしています。
9:00
リハビリテーション(理学療法)
患者様の目標にあわせた訓練を実施しています。近隣のスーパーへの買い物など屋外での歩行訓練も実施しています。リハビリが終了したら、食堂でおいしい静岡茶を一服。最高のひと時です。
11:00
検温・血圧測定
看護師が全室を訪室し、検温・血圧測定を実施します。
12:00
昼食
食べることを大切にしているため、多くのスタッフが支援に入ります。
14:00
リハビリテーション(作業療法)
入浴動作や床上動作など、患者様の状態やご自宅の生活にあわせた訓練を中心に実施しています。
15:00
リハビリテーション(言語聴覚療法)
脳卒中やその他の病気、頭部外傷が原因で起こる、コミュニケーション障害の改善を目的としたリハビリテーションを行います。
集団リクリエーション
お正月はしめ縄づくり、夏は風鈴づくりなど、季節にあわせたリクリエーションを実施しています。
16:00
入浴
週2回入浴します。患者様の身体機能にあわせて入浴方法も対応しています。入浴後は富士山を一望できるテラスでおいしい静岡茶を一服。最高のひと時です。
18:00
夕食・イブニングケア
(整容・更衣・排泄)
就寝の前にはパジャマに着替え、自宅と同じような生活リズムを大切にしています。
21:00
就寝
ゆっくり休んでいただきます。